2022年06月17日

スライドをオリジナルカラーで染める〈前編〉

スライドをオリジナルカラーで染める〈前編〉

画像のガバメントはCorbon8(カーボネイト)のCO2ガスガンM45CQPのスライドとグリップを、ODカラーに変更したものです。

黒一色のM45CQPとはガラッとイメージが変わって、なかなか個性的な仕上がりになってます。

グリップはMAGPULの1911グリップ(OD)ですが、スライドは自分で着色したものです。
その着色を「塗装」ではなく「染め」によって再現してみたよん♪というのが今回のお題。

何故塗装ではなく染めなのか?

その最大のメリットはズバリ
「色が剥げない!」
これにつきます。

皆さんの中にはオリジナルカラーにしたくて、塗装で再現された事のある方もきっといらっしゃるかと。
下地処理(プライマー処理)→本塗装(複数回に分けて)→クリアコーティング→乾燥に数日
ここまでしっかり塗装しても、ガチャガチャ動かしたり、ゲームであちこちぶつけたりするとほぼ確実に塗装面は剥がれます。
せっかく手間暇かけて塗装したのに、あっさり剥がれてボロボロになるのはテンション下がりますよね…

ですが染めだとそんな問題とはほぼ無縁となります!
今回はこの染めをどうやってやるのか詳しく解説していこうと思います。

スライドをオリジナルカラーで染める〈前編〉
これは衣類などを自分で染める場合などに用いられる、家庭用染料「DYLON マルチ」です。ホムセンとかに良く売られているかと思います。

カーボネイトのM45CQP.(DOC)のスライドは強化ナイロン樹脂です。
そして…

スライドをオリジナルカラーで染める〈前編〉
DYLONマルチの裏面の説明文内の「染まるもの」の中に「ナイロン」という表記があります。

そうです。ナイロンなら染める事ができるのです!

〈注意点①〉
染める事ができるのはナイロン樹脂のみです。金属やその他のプラスチック樹脂は染めれません。(マルイのハンドガン等で多用されてるABS樹脂も不可です。)

スライドをオリジナルカラーで染める〈前編〉
これは今回別途用意したM45DOCのスライドです。メルカリで中古品として単体で出品されていたのを入手しました。
何故DOCのスライドなのかと言いますと、CQPのスライドは黒なので染めても色が変わらないからです。
〈注意点②〉
つまり暗い(濃い)色から明るい(薄い)色へは染める事ができないのです。
また染める物は可能な限り白い方がいいのですが、さすがに白のスライドはないので今回は少しでも明るい色であるDOCのスライドを用意しました。

〈注意点③〉
染める物が白以外の場合、その下地の色が染める色に影響します。
例えばこのDOCのスライドは俗に言うTANカラーですが、これを青色の染料で染めた場合を考えてみます。染め上がりの色は純粋な青になるのではなく、下地のTANカラーの影響を受けて少し黄色がかった青(青味の強い緑?)になるということです。
染める色が濃い(暗い)色なら下地の影響もそれほど受けませんが、薄い(明るい)色ならよりその影響を受けるので微妙な色を再現されたい方は注意してください。

と、ここまでの解説でちょっと面倒くさいな…と思われた方も少なくないはず。
しかし上手くやれば、塗装では得られない耐久性が得られるのがやはり最大の魅力。
カスタムカラーの銃を、ゲームでガンガン使いたいですよね?

さて後半では実際に染める作業について説明していきたいと思います。




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